■私は、営業マンにおいて
最も大事なのは、
「デカい契約を取る」
ことではなく。
「小さくてもいいので、契約を取り続けること」
だと思っている。
ある一時にバコン！
と大きな逆転満塁ホームランを打つことは、ほどほどの実力と、運が味方すればできるかもしれない。
しかし、イチローのように、常に、一定の。
それも、平均以上の数字を出し続けるには、運では説明しようのない要素があることは、誰にでもわかる。
そして、その「実力」と「運」をしっかり別にとらえ実力の向上に励むこと。
今成果が出ていようが出ていまいが関係ない。
私はこのマインドの違いに、プロフェッショナル営業マンとそうではない平凡営業マンの違いが垣間見えると考えている。
■つまり、いってしまえば
営業のプロフェッショナルというのは新卒もベテランも関係ないのだ。
マインドさえ変われば、成果が出ている。出ていないにかかわらず、新卒でもプロフェッショナルになれるのだから。
繰り返すが、仕事に対する姿勢。
これが「プロ」と「平凡」の違いなのだ。
■それでは、プロと平凡を分ける
この「実力の向上に励む」という行為に結びつく人とそうではない人の違いはいったいなんだろうか？
それは、実にがっかりする答えかもしれないが、
「仕事への誇り（プライド）を持っているかどうか」
これだけなのだ。
■誇りを持つこと、それは、
「おれ（私）は、決してお金のためだけに働いているのではなく、○○のために、働いていて、○○を救っている。
だから、この仕事が好きだ。」
と、○○を明確にいえることであり、プロフェッショナルの営業マンは、
「決して消えない仕事への情熱」
これを保ち続けることができる。
だから結果として
モチベーションという安易なものに左右されず、淡々と粛々と、やるべきことを継続できるのだ。
■さて、ここで、
新卒で営業職に従事することになった皆さんに伝えたい。
新卒で入社して、緊張感もってやれば、いつか必ず実を結ぶ時がやってくる。
その時に
傲慢になり、運まかせになる「平凡な営業マン」になるのか。
謙虚に、ひたすら実力の向上に励み、「結果を出し続けるプロの営業マン」になるのか。
あなたはどちらになるのか？
■馬鹿にするな！といわれそうだが、
言葉にすると非常に簡単な選択肢。
しかし、実に多くの人が前者である、平凡に甘んじている。
人間は、基本的に自分にあまいのだ。
そして、安易な道に入っていることに、なかなか気づきにくい。
このような人間になってはいけない。
いずれ仕事がつまらなくなり、仕事が嫌になる。
そして結果が出なくなる。
最初は良くても、当然、会社の評価もいつか頭打ちになる。
だからもう一度いう。
皆さんは、このような営業マンになってはいけない。
今日も新卒の営業マンにエールを。