営業マン支援の専門家 きりうひろき
■このシリーズは新人営業マンの教育現場に立つ講師が
実際に寄せられた「質問」や「悩み相談」の中で、とりわけ多いものを編集・加工の上、質疑応答形式で載せているものです。
・教育担当者の方は新人教育にお役立ていただければ幸いです。
・新人の方は、あぁなるほどね。と思っていただければ嬉しいです。
【不満ばかりの上司への対応】
●質問
鈴木(仮名)入社2年目(人材サービス業)営業職
色々と教わっていますので、感謝はしているのですが、正直、このように不満ばかりいっている上司の下にいるとモチベーションが保てません。
何か対処法などあれば、ご教示いただければ幸いです。」
●回答
【天災にイライラしても仕方ない。】
ご質問ありがとうございます。
このような質問は非常に多く寄せられますのでよくわかります。
私も昔そのような上司の下にいたことがあります。
ようするに、この上司に限らず、何処にでも「不満の塊」みたいな人はいるんですね。笑
■私も最初は、こういう人を軽蔑していました。
しかも陰でコソコソ言っているので、余計軽蔑していました。
だったら「会社に対して意見言えよ」
という言葉を腹にしまい込んだことか。。。
結果、上司との折り合いがますます悪くなりました。
当然ですが、良いことは何もおきません。
鈴木さんにはこのような損をしてほしくないです。
■さて、回答ですが、こういう人は何処にでもいて、
直しようがないので、割り切ってください。
避けられないものを無理に避けようとすると逆に変になります。
自然現象。ごく小さな天災だと思ってください。
それで、こういう人はプライドがやたら高い人が多いんです。
そういう人は部下から無視されると、逆上する傾向にあります。
だから、無視したり、軽蔑してもいけないのです。
自分で自分を変える
■では、どうするのか?
変えられるものを変えるのが一番早い。
良くビジネスの現場では、いわれますが、
「過去と他人だけは変えられない。変えられるのは自分と未来だけ」
つまり、自分で自分を変えるのが一番早いのです。
■まずモチベーションを保つのは誰か?
ここを良く考えてみましょう。
先ほども言った通り、このような人はどこにでもいます。
入社2年目ということは、まだ20代ですかね。
ということは、あと40年ほどのキャリアが残っているわけです。
あとの40年間、自然現象に、いちいちイライラするのは、バカバカしいと思いませんか?
■確かに、その上司というのは
お世辞にも良い上司とはいえないかもしれません。
でもね、それでモチベーションを保つかどうか、決めているのはあなた自身です。
上司の問題ではなく、上司と折り合いをつけられない自分がイケていないんだ。。。。
というマインドに変えてほしい。
そして、優秀なビジネスマンは、すべからく上司と折り合いをつけるのがうまいですよ。
■残念ながら、
世の中の多くのサラリーマンはこのことを理解していません。
本当は上司のいいところがあるはずなのに、そこに焦点をあてずに、スルーしてしまっています。
■どんな上司でも、素晴らしいところを持っています。
だから会社から認められて、上司になったのです。
ここに焦点を定め、ここに敬服しましょう。
■どんな仕事でも、やはり上司抜きでは仕事は進みません。
少なからず、上司にも協力してもらっています。
既に感謝していると書いていますが、そこに、もっと感謝してみてください。
感謝の気持ちをもっと、強くもち、割り切って、自分は自分、上司は上司という立ち位置を持ってください。
どんな上司や状況におかれても輝く人材こそ、本当の人財です。
どんな上司や状況でも輝く人材になり、自分ブランドを高めましょう。
応援しています。ありがとうございます。
今日も新卒の営業マンにエールを。