様々な業界で、自分ブランドを確立している著名人にご自身のパーソナルブランディングについてインタビューする『あの人のパーソナルブランディング成功秘話』。
今回は、自著が10万部超えている著書でもある、「我慢しないダイエット」の小林一行(こばやし いっこう)さんに、自分のブランドを確立するにあたり、考えたこと、実行したこと等のブランディングストーリーについてお伺いしました。
第1回は、週末起業という形でスタートをした小林さんが競争の激しいダイエットの業界で自分ブランドを確立できた秘訣などをお伺いしました。
第2回は、自分のブランドを知ってもらうためにどのような活動をしたかなどをお伺いしています。
情報発信はアメブロ1本に絞りました
ー「我慢しない」というコンセプトを知ってもらうために、どのようなツールを使って知ってもらう活動をしましたか?
メインはブログですね。アメブロを2010年からやっています。
あと、メルマガです。ホームページとFacebookもありますが、あまり更新していませんね。
ーどれぐらいの更新頻度でブログを書いていたんですか
毎日ですね。今は2、3日に1度ですけど、昔は毎日やっていました。
ー具体的にどういうネタで書いていたんですか?
ダイエットのことなら何でも書いています。食事、運動、メンタルのこととか。ただ8割くらいはメンタルのことですね。
ーブログとメルマガをどのように使い分けていましたか?
とにかく週末起業でやっている時は、時間がないのでブログに絞ってやっていました。
ブログとメルマガで別々の記事書けないので、メルマガは過去にブログに書いたものを引用して書いていました。
本当はメルマガの方をもっとディープな話にした方がいいらしいですけど、私はブログの方を重視してしまいましたね。
ーブログとかメールから集客に導くのはどのような方法をとっていたんですか?
ブログやメールから、セミナーに来てもらって、コンサルティングという流れですね。
毎回ブログの記事の最後にセミナーの案内をつけていました。
この方法などは、ブログコンサルタントさんから方法論を教わりました。
2011年あたりに思い切ってコンサルタントさんにお願いしたのは良かったですね。そこで他人の目から見てもらって、「こうやった方がいい」というのをいれました。それで、アクセス数が上がったし、読者数が増えたっていうか、増やしたんですけど、こうやれば増やせるっていうやり方を教わりました。
ーコメント残したり ペタをつけたりですか?
1日20人以上コメントするとか、100人以上ペタをつけるとか大量行動しなさいと。
ほとんどの人はそれをそういうことをやらない。
ー大変ですもんね。
そうですね、読者登録するにも相手のブログの読者登録するにあたっても、最低でも3記事くらいは読まないとコメントも書けないですからね。あとは、ココの記事が良かったですとか読者登録させて下さいとかは伝えるけど、読者登録してくださいとは決して言わない。
「読者が500人超えるまでは1日20人に読者登録をする」という目標を立てて行動していました。なかなかそこまでできなかったですけど、読者が500人集まるのに、1年はかからなかった気がするな。
ブログでのアウトプットを意識してインプットもメンタル系を多めにしました
ー情報発信をしていく中で工夫していたことはありますか?
時間がないので軸を絞るっていうのは大事でしたね。
そうじゃないとどれもとっちらかっちゃって中途半端になっちゃうとやめちゃうんで。
何を伝えるかって言うので、ブログとかメルマガを書くにしたってネタがないって悩みますけど、ネタは作るものじゃないですか。
自分で本を読んだり、セミナーに行ったりして、それをダイエットになぞらえてそれを伝えて行った結果が今ですから
全部インプットはダイエットの中に落とし込んでいくっていう
それをやるために何を学ぶかって何を読むか何を学ぶかどんな本を読むかっていうのも決まってくるじゃないですか
ーなるほど。インプットもダイエットに絞ったということですね。
栄養面とか運動面とかいわゆるダイエット本を書いても何の意味もないんですよ。他の人がやってることだから。
それよりはメンタル本田健さんや野口さんが書いてる自己啓発とか心理学の話をことを読んで、ダイエットのことに落とし込むと独自のものになります。
それと自分の経験がありますからね。
ーメンタルの理論の部分と自分の経験を組み合わせたんですね。それはオリジナルで面白い切り口になりますね。
それをやった結果がメンタルダイエットという今の形になっているんです。
ー最初の本を出されるきっかけは何だったんですか?
もともと出版したいと思っていました。
なので、出版パーティーに出席した際に、小冊子持っていって、出版社の方に渡していました。ただ出版社の方も「あとで読んでおきますね」って言ってくれましたけど、音沙汰なしでした。
ーその活動を続けた結果で出版につながったのですか?
いえ、結局そこからは出版に至りませんでした。
週末起業フォーラム(現、週末起業実践会)の出版コンテストというコンテストに挑戦した結果、出版に至りました。2年間に、6回出しました。落ちて落ちて落ちまくって、「小林さんぐらいしつこく出した人っていない」ってコンテストの主催者からも言われました。(笑)
ーそれでもめげずに続けられるのがすばらしいですね。
ほとんどの人は2、3回で辞めちゃうみたいですね。
ー本を出すとやっぱり変わりますか。
からっと変わりましたね。結局デビュー作と次の本はあんまり売れなかったですけど、それをきっかけに3冊目を4冊目が出せて、4冊目が10万冊どーんと売れましたから。
あれでやっぱり立ち位置が変わりましたね。未だに自分の認識が追い付いてないですけど。
ー認識が追いついてないとは?
10万部売れる著者の行動を全くしてないっていう(笑)
ブログのパワーが編集者に届いて10万冊売れた
ー謙虚な姿勢ですね(笑)。サラリーマンとして本を8冊出版したんですよね。どんなタイムスケジュールで動いていたんですか?
あんまり時間のあるなしは関係ないですね。
朝9時から6時までがサラリーマンとしての本業です。
通勤電車で座れていたので、そこでブログを書いていました。
昼12時から1時の間とか昼休みはウォーキングをしていました。
ー通勤時間はどれくらいだったんですか。
電車が40分くらいですね。あと歩きが20分ぐらい。
あの当時は、40分でブログを書けていました。今は書けないんですよね、2時間ぐらいかかっちゃう(笑)。
画像入れようとすると時間をかかっちゃう。だから、昔は画像入れてなかったですね。でもその方が力があったかもしれない。あんまり画像を入れるとか入れないとか関係ない気がしますね。
文字のみを打ち込んだだけでブログを出してましたけど、今読んでもパワーがあるんですよね。
10万売れた『一流の男の腹』はどこから来たって言うと、編集者さんがブログを読んでくれていたんですよ。
「3年前からブログを読んでました。うちから本をださせてください」って。あの本については編集者が私のファンだったんですよ。
だから編集者のパワーも違うから売れたっていうのもあると思います
ーなるほど、編集者さんがファンになってたんですね。
時間がない分パワーを全てブログに集中させたので、ブログに訴求力があったんだと思います。
あんまり40分しかないから書けないっていうのは無いなって40分で集中して書いていました。おかけで毎日鼻血でそうでしたけど(笑)。
第3回は、リアルでどのような活動を行ったかについて直撃しています。