営業マン支援の専門家 きりうひろき
■前回の記事では、上司に嫌われることで
起きる弊害について、簡単に触れた。
上司に限らないが、世の中管をまく連中ほど、ヒマ人が多い。
そのようなヒマ人上司に嫌われてしまうと普通の上司に嫌われるより余計にタチがわるい。
なぜかというと、ヒマだからだ。
■ヒマなだけに、その嫌いな部下への攻撃に
時間をたっぷり費やすことができる。
考えただけでも面倒極まりない。
そして、新卒社員は上司が選べない以上、なんとか、付き合うしかない。
そこで、今回はそんなどうしようも上司でもうまく付き合うための方法をお伝えする。
かわいがってもらえる。上司への感謝の仕方
■結論から先にいうと、
「みんなが見えるような形で上司に感謝の気持ちを表すこと。」
これが、上司に嫌われない方法の1つだ。
たとえば、何か成果が出たら
と、少し大げさに表すとよい。
極端な話、まったくその上司がかかわっていなくても、
「普段からのご指導があり、良い成果を出すことができました。」
と言っておけば、いい。
■誰でもこんなことをいわれたら悪い気分はしない。
特に、前述したヒマな上司の場合、ヒマなだけに、いかに自分が会社に必要な存在か?
認められたくて、PRしたくて仕方ない。
そんな乾き、飢えている上司に皆さんは潤いを与えるのだ。
飛びつかないわけがない。
■特に効果的なのが、
・他の社員がいる前で大きめの声で言う。
・メールであればccに他の社員を入れてお礼をいう。
このように、皆の前で称賛するという形で、感謝の気持ちを表すのだ。
認められたい。承認欲求を満たし、更に機嫌がよくなる。
■実際に私は、これで、2年以上扱いに困っていた
上司から、嫌がらせを受けずにすむようになった。
結果として余計な気を使わず、営業活動にも専念できた。
もちろん、成績もあがった。
結果会社から信頼と、評価を得た。
■繰り返すが、相性の悪い上司に変に媚びる必要はない。
仲良くする必要もない。
ただただ、感謝して、それを表せばいい。
「そんなこといわれても、本当に感謝できるようなポイントがない上司です」
と言われても、一緒に仕事をしている以上必ずどこかで、関わってくる。
であれば、そこに感謝すればいい。
そして、メールでも直接でも伝えるのだ。
それでも感謝できないあなたは
■それでも感謝できない。というのなら
感謝するチカラが欠けるあなたがマズイ。
その上司うんぬん悩む前に、その感謝できないマインドを変えた方が賢明だ。
ビジネスでは、社外、社内問わず、どれだけ一匹オオカミを気取ったところで、会社員である以上、感謝するチカラのない人間は生きてはいけない。
今日も新卒の営業マンにエールを。