なぜ良い企業は営業マンを新卒で採用するのか?

営業マン支援の専門家 きりうひろき

新卒営業マンしか採用しない
■新卒営業マンのあなたへ。

世の中の企業の中には「即戦力の営業マン」を絶対に採用しない会社がある。

その理由をあなたは知っているだろうか?

新卒社員、新人の営業マンと言われている人はいわゆる白紙の状態だ。

・教育費もかかる。
・時間もかかる。

しかも、戦力にもならないのに、社員というだけで、給与は払い続けないといけない。

なぜ新卒を採用するのだ?

 
■もっというと、転職市場には、
業界こそ違うかもしれないが、営業経験をもった、いわゆる「即戦力」の人材などいくらでもいる。

上記のように、時間もお金もかかるのなら、「人材紹介会社」、いわゆる「転職エージェント」
にお金を払えれば調達できる。

かかる経費は同じでも、少なくても時間は浮く。

だとすると、明らかに即戦力のキャリアを持つ人材を採用するほうが手っ取り早い。

そのほうが合理的だ。
と、思わないだろうか?

 
■なぜ企業が白紙であるあなたを採るのか?

その答えは、
「あなたが白紙である」ということに尽きる。

たとえば、あなたに子供がいたとする。
そしてこういわれる。

「パパ。ドラえもんの絵を描いて!」
と言われ、渡された紙が、すでにラクガキだらけだったらどう思うだろう?

「書きづらい」、「面倒だ」
と思わないだろうか?

 
■新卒を採用する企業もまったく、
同じことを考えている。

あなたが白紙であることに、とてつもない価値を見出しているのだ。

もっというと、転職組は傾向として給与や、条件面で、すぐホイホイ転職する傾向がある。

(こんな人材を採用したくない。)
あなたが経営者ならそう思わないだろうか。

 
■もちろん、例外はある。
不可抗力な理由、たとえば
「病気になるまで働かされた職場環境」など、

転職者の事情は様々なので、一概に転職者を否定するつもりは毛頭ない。

ただ、あなたが1年、2年で大した経験を積む前に、ホイホイ転職してしまったら、すでに新車プレミアムならぬ、新卒プレミアムを失ったと思ってほしい

 
■人の考えは人それぞれ。
私の価値観をおしつけるつもりはない。

だがこれだけは覚えていてほしい。
私は私自身、転職を4回、人材業界にも身を投じているが、退職率が低い、ホワイト企業ほど、新卒からの生え抜きが多い。

そして、ブラックとまでもいわないが、すぐに即戦力をもとめる、企業は転職率が極めて高い。

 
■外資系の高年収者は、
転職理由がお金であることが多い。

お金は大事だ。
しかし、お金の奴隷になってはいけない。

金や条件をもとめて転々とする人生を歩み、激務を行った結果。

40代、50代で体を崩して、「自分の人生はなんだったのか?」と思い直す人も少なくない。

■私自身、30代で子供が3人いるので、よくわかる。
世の中には金よりも大事なモノがたくさんあると。

あなたは金の奴隷になってはいけない。
資本主義の罠にかかってはいけない。

あなたが新卒で採用されたなら、相対的にあなたはいい会社に入社できたと思ってほしい。

目先の年収、自己中心的な考え方を捨てて、まずは、ご縁のあった会社を大切にしてほしい。

これは業界人として断言できる。

今日も新卒の営業マンにエールを。

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