
営業マン支援の専門家 きりうひろき
■前回の記事では、同僚の嫉妬の話から
他人との比較が、嫉妬を生み、結果ストレスまみれになる。
ということをお伝えした。
今回も続ける。
私もかつては他人と比較していた
■偉そうにここまで書いてきたが、
かくいう私も、他人との比較をしていた一人だ。
以前、食品業界で営業をやっていた時の話。
営業である以上、他人と比較されやすい職種であり、その時の会社は様々なランキングを発表していた。
そして私は、他人との劣る部分を見ては落ち込んでいた。
落ち込んでも何も生まない。
自分だけ損をするということが分かっていても、やはり落ち込んでいた。
なぜか?
他人と比較していたからだ。
私を救った上司の一言
■自分には自分だけの価値がある。
自分だけのやり方があるということに気づいていなかった。
そんなとき、当時の私の尊敬する上司が教えてくれた。
「他人との比較は不幸しか生まないよ。
会社が決めた基準も大事かもしれないけど、そこだけに目をむけず、自分の素晴らしさや価値を出せるように、努めることだよ。」
■まさに救われたアドバイスだった。
そこからは、順位表が出ても、何が起きてもあまり動揺しないようになった。
自分の価値を顧客に届ける。それを継続すれば会社にもいずれ評価される。
結果として、時間はかかったが、やがて私は会社から一目置かれるような存在になった。
・会社の指定製品売上ランキングで、4冠達成。
・新規開拓でも1位。
・既存の売り上げ上昇率が前年度費で+35%をマークした。
この体験は私の背骨として、今でも強力に支えてくれる成功体験である。
■もちろん、様々な要因があってのことなので、
一概に、「他人との比較をやめたから成果を得た」
というつもりはない。
しかし、自分の方向性を180°変えてくれたポイントであったと断言できる。
そのアドバイスをくれた上司には感謝に絶えない。
上司からのアドバイスをもらったその日から。
→ 気持ちが楽になった。
→ 結果、他人との比較による劣等感やストレスが激減。
→ 結果、行動が継続的に行えるようになる。
→ 結果、安定した成果につながる。
すべてはこのアドバイスからスタートしたといっても過言ではない。
■まとめよう。
営業やコンサルタントなどのような職種はどうしても他人と比較されやすい。
でもそれが何だというのだ。
自分は自分。他人は他人。と、割り切ることができれば、あなたは余計な嫉妬やストレスになることなく安定飛行に入ることができる。
この状態に入ると操縦も実に楽だ。
若い営業マンのみならず、ビジネスマン全員に伝えたいことである。
今日も新卒の営業マンにエールを。