営業マン支援の専門家 きりうひろき
■過去の記事でも幾度となく述べて連ねてきたが、
新卒のあなたにできることは、限られている。
スキル、コミュニケーション、メンタル、どれをとっても、先輩には勝てない。
では、新卒に武器はないのか?
と聞かれると私はそうは思わない。
新卒、新人の営業マンの最大の武器。
それは、「誠意」だと思っている。
■誠意といわれても、ピンとこないだろう。
具体的な例をいうと、一番わかりやすいのが「レスポンスのスピード」である。
(※レスポンス=反応)
「スピード=誠意」と断言しても良い。
スキルがなくたって、スピードだけはすぐに出せる。
■できる営業マン、いや、営業マンに限らずいえるのだが
私が過去、優秀だなと思われる人は、とにかくメールの返信が早い。
(実際に役職も高いからおもしろい)
あのベストセラー作家の、ムーギーキム氏のデビュー作、
「世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた」東洋経済新報社
この書籍でも、一流の仕事をするひとは、メールの返信が段違いで早いと、書いてあるが、全くもって同意である。
■私も営業マンとやりとりすることが多いのだが、
「この人に仕事を出して失敗したな」
と思うときはどんな時かというと、レスが遅かったときだ。
レスが遅いだけで、その営業マンは信頼を失っているということをよくよく覚えていてほしい。
反対になんといっても気持ちがいいのが、とにかくレスが早い人である。
メールの返信だけではなく、効率が悪いと思ったら躊躇なく電話をかけてくる。
こういう営業マンは凄く仕事がしやすい。
当然、信頼してしまう。
■ところが残念なことに、
このような速度を意識している営業マンがどれぐらいいるのか?
と考えると
私の経験なので、確実なものではないが、おそらく、20%は切るだろう。
(それほど外れていないはずだ)
つまり、5人1人しか、顧客に、気持ちいいと思わせる営業マンはいない。
■これは、チャンスだ。
メールの返信というのは、いってしまえば、新人でもすぐにできる。
つまり、あなたが先輩達に勝てる、数少ない領域なのだ。
すぐに回答できない場合でも、受領の連絡はすぐにできる。
覚えていてほしい。
メールの返信が遅くて怒る人はたくさんいるが、メールの返信が速くて怒る人など、存在しないのだ。
■次回は、メールの返信速度を上げるための
具体的を記載する。
次回もぜひ、お付き合いいただきたい。
今日も新卒の営業マンにエールを。