営業マン支援の専門家 きりうひろき
■上司に何かをしてもらったら、
「ありがとうございます。」
これは、誰でも行うことができるし、やらない人はいないだろう。
でも世の中には可愛がられる部下とそうではない部下がいる。
皆さん疑問に思わないだろうか。
別に「可愛がられなくてもいい」と思う若いビジネスマンもいるかもしれない。
それはそれで、人の価値観なので、いい。
しかし、さすがに「嫌われたい。」という人はいないだろう。
差をつける上司に気を付ける
■というのも、上司の中には残念ながら、
ある部下を可愛がるあまり、他の部下を落とそうとする上司がいる。
つまり、その部下は悪くもないのに、可愛い部下と勝手に比較され、「あいつはダメ」という。
人間はものごとを比較すると、一方が良く見え、一方が悪く見えてしまう。
なんとも理不尽な話に聞こえるのだが、事実として、稀にこのような、どうしようもない上司がいること覚えていてほしい。
■したがって、
・別に好かれなくてもいい。
・別に可愛がられなくてもいい。
と思っていたとしても、少なくとも敵に回さない程度の気遣いやテクニックを知っておいた方がいい。
というのが私の持論だ。
差をつける上司に気を付けなければならない理由
■なぜかというと、
そのような上司を敵に回すと、本当にやっかいだからだ。
私自身、身をもって体験しているので、良くわかる。
様々な場面で、攻撃を仕掛けてくる。
(ヒマな奴なんだろう)と、やり過ごしたいところだが、無視をすると、余計に怒り、更に攻勢を強めてくるからタチが悪い。
■以前、読んだ本。
一ツ橋大学教授の楠木先生の著作。
「好き嫌い」と経営:東洋経済新報社
この本にこんなことが書かれていた。
元ローソン社長、現サントリーホールディングス社長の新浪剛史氏が言っていた言葉。
(記憶を元に記載しているので、原文と違う点、ご了承頂きたい)
居酒屋で上司の悪口を言っている奴はヒマ人です。
残念ながら、大企業には2割ぐらいそういう人がいて、彼らのせいで生産性が落ちる。会社では、ヒマなやつほど責めてくる。
一度、自分を攻撃してくるやつをリスト化したら全員ヒマな連中だということが共通点として分かった。自分の仕事に没頭している奴は、他人を攻撃しているヒマがない。
私は基本、そのような人たちを無視するが、この手の連中が厄介なのが、無視をすると怒るのです。
■この本を読み、どうやら
世の中にはどこにでもこういう人がいるのだ。
「あぁ、自分だけじゃなかったんだ。笑」
と、少し安堵の気持ちになったことがある。
■このような上司にあたってしまったら
たまったものではない。
それでは、このような上司にはどのような付き合い方が有効なのか?
次回に続けたいと思う。
今日も新卒の営業マンにエールを。