営業マン支援の専門家 きりうひろき
■このシリーズは新人営業マンの教育現場に立つ講師が
実際に寄せられた「質問」や「悩み相談」の中で、とりわけ多いものを編集・加工の上、質疑応答形式で載せているものです。
・教育担当者の方は新人の営業マン教育にお役立ていただければ幸いです。
・新人の方は、「あぁ、なるほどね。」と思っていただければ嬉しいです。
社内の浮いた人との関係。
●質問
志村さん(仮名)
・15年新卒入社(大手プラントエンジニアリング)営業
仕事は非常に順調で、営業という仕事が楽しいです。
一人で営業しているわけではなく、営業アシスタントの女性の方がいて、私とペアで仕事をしています。
決して悪い人でもないし、仕事もできます。
だた、社内では「なんか変な人」として扱われています。
空気が読めない。何を考えているかわからない。
不愛想。
こんなことを言われて、社内で浮いています。
営業アシスタントとして、非常に優秀なので、このような状態が続くとアシスタントを辞めてしまいそうで少し心配です。
営業として実績を上げ続けるためにも、アシスタントのために何かできることはないでしょうか?
どうか、教えてください。
■回答
その人を大事するだけで十分。
■志村さん、ご質問ありがとうございます。
良くあるあるネタですね。
どこにでもこのような方は1人や2人はいるものです。
ちなみに、私も以前勤めていた企業で「常識がない人。変わった人」として、扱われていた時期があります。(笑)
私が志村さんの質問を見て素晴らしい。と思ったのは、このような時はたいてい、
「社内で嫌われている人に近づくと自分も嫌われそうだから、自分も距離を置きたい。」
なんて、くだらないことを思う人が大半の中、営業の目的とはいえ、しっかりケアしたいとおっしゃっている点。
この点は本当に素晴らしい。
あなたのように、人をケアすることができる人は人が付いてくるので時間の経過とともに、もっともっと、大きな存在となっていくでしょう。
■まず結論から申しあげます。
志村さんはただただ、これまで以上にそのアシスタントを大事にしてあげてください。
その人のために、色々と社内に働きかけを行うのはいいのですが、その人が本当に辛いのか?様子をみてください。
意外と平気かもしれませんし、気にしていないかもしれません。
余計に働きかけを行うことで、逆にアシスタントさんにとって苦痛を伴う結果になってしまう可能性もあります。
また、志村さん自身が疲弊してしまう可能性もあります。
あまり、おすすめできません。
■また、このようなケースは、
逆の意味でも志村さんとアシスタントの連携や絆を深めるチャンスです。
そのアシスタントさんにとって、普通に接してくれて、大切に扱ってくれる人が少ないということですよね?
であれば、あなたがそのような存在になればいい。
これまで以上に、アシスタントを大切にすることで、アシスタントも更に高いパフォーマンスを発揮するかもしれません。
人は馬鹿じゃないです。
直接耳にしなくても、自分がどんな立ち位置か、まわりの行動をみていて、おおよそわかっています。
■自分を庇えば嫌われてしまう。
そのようなリスクのある状態で自分を大切にしてくれれば、誰だって嬉しい。
世の中の経済原理は全て需要と供給です。
供給がない以上、あなたは無二の存在です。
アシスタントを支え、支えられることで営業として高い成果を維持できることになるでしょう。
今日も新卒の営業マンにエールを。