営業マン支援の専門家 きりうひろき
■嫉妬。
これは、人間の最も醜い感情の1つだと思っている。
他人の不幸は蜜の味ならば、他人の幸福は苦い青汁のようなもの。
(良いことのはずなのに、苦しいという意味。)
■ちなみに、人間である以上、
嫉妬という感情は誰にでも備わっているものだ。
かくいう私も、お恥ずかしい話だが、「悔しい」とか、「なぜアイツだけ」とか、こんな感情になったことが幾度となくある。
ビジネスに限らず、ほとんどの人はこのような苦しみの中で生きている。
■だが、嫉妬をするだけならまだしも、
嫉妬をすることで、他人の足を引っ張ろうとする輩もいる。
これは男女問わず、どこにでもそういう人がいる。
したがって、若いビジネスマンにお伝えしたいのは、そのような人にバッタリ会ってしまったら素直に開き直ってほしい。
なぜなら、繰り返す通り、「嫉妬の感情が抑えられず、行動に移してしまう人」というのは、どこにでもいるからだ。
避けられないものを避けようとすると、かえって変なことになる。
嫉妬による悲劇
■ある先輩起業家から、
以前こんな話を聞いたことがある。
その方は長年会社に内緒で独立の準備を粛々と進めていた。
3年、5年と会社にはバレないように、顧客を増やし、ついに、サラリーマンの給与水準を上回り、さぁ、独立だ。
というときに、ある事件が起こった。
■退職届を出し、1か月後は何事もなく
退職金をもらい円満退社ができるものと考えていた。
ところが、退職する理由を言ってもいないにも関わらず、起業することが会社にバレた。
どうやら、長年、折り合いの悪かった同僚がネットやらなにやらで、退職理由を突き止め、退職する前に、会社にチクりいれたのだ。
■その人は来月に退職することが
決定しているにかかわらず、罰則会議にかけられた。
起業準備で、副業をしていることが会社の規定に違反する。
という理由で、その先輩は退職金なしで、懲戒解雇で放り出された。
まるでドラマのような話だが事実だ。
■ただ幸いなことに、その人自身
退職金がいらないぐらい、しっかり稼いでいた。
退職金など、起業する喜びに比べたらゴミだというのだ。
そんなもののために、嫌な気分になりたくないし、揉めるのは面倒。
だから、懲戒解雇にも、快く応じた。
■ところで、この話。
会社の規定違反ということ、建前上はなっているが、実態は、同僚の嫉妬からくる嫌がらせに他ならない。
「同僚がチクった」
ということがポイントだ。
次回は、嫉妬の原因である、根本原因について、解説をしていきたい。
今日も新卒の営業マンにエールを。
コメント
嫉妬で攻撃する人って、元々、暴力者だと思う。
嫉妬じゃなくても、人を攻撃出来れば理由なんて何でもいいんだと思う。
特に嫉妬という理由なら、被害者が本人にも理由があると思い
悩むし、深く傷つく。
暴力者にとっては都合がいいし、最も傷つけられるパターンだし、
世間にも嫉妬ということで少し大目に見られるから攻撃し放題、
そういう利点があるのだと思う。
だから、嫉妬で攻撃されたって全く気にする必要はない。
彼らは病気なのだ。
異次元の人で、全く接点はないのだ。
また、嫉妬されるくらい自分には魅力や才能があるのだ、と
自分に自信を持つ、それだけでいい。