プロを目指す新卒営業マンは、モチベーションに頼るな。vol4

■前回の記事では、

モチベーションあげることではなく、「スタンダード化」を目指すとよい。

プロを目指す新卒営業マンは、モチベーションに頼るな。vol3
営業マン支援の専門家 きりうひろき ■前回の記事では、いくら能力が高い営業マンでも...

と話をさせていただいた。

前回の記事を読んでいない人のために「スタンダード化」というものがどういうことか?
改めて伝える。

世間では、松岡修造氏を「熱い男」と表現する。
常にモチベーションが高いと評される。

ところが、当の本人からいわせれば、それが普通であり、いわゆるスタンダードなのである

一見他人から見て、モチベーションが高いように見えるが、本人は「当たり前」。

こういう状態が最強であり、新人の営業マンはモチベーションなどという、移ろいやすいものに頼ることなく、このような状態を目指してほしい。

こんなメッセージを出した。

 
■今回は具体的にそのような
状態になるための方法を伝えていく。

まずは大きく3つ。

1)テンションを上げすぎない。
2)テンションを落とさない。
3)継続する。

きわめてシンプルに表現できてしまうが、世の中の営業マンは、ここがわかっていない。

わかっていないからモチベーションという言葉に振り回され、退職したり、挫折するのだ。

 
■まずは1)からみていこう。

新卒で営業マンとして入社することで、頑張っていれば、必ず成果が出る。

出来が良い悪い、関係なく、やり続ければ成果が出る。この例外をみたことない。

成果が出始めると、調子に乗ってしまう営業マンがほとんどだ。
ここまでは仕方ない。

問題なのは、
・調子に乗り続ける人間と、
・謙虚になれる人間に
別れ、多くが前者の道をたどってしまうことだ。

「おっしゃあ!俺すげぇ!もっといったるぜ」

一見健全な姿に見えるが、このような状態になったら黄色信号だ。

 
■気持ちはわかるが、ぐっと抑えたほうがいい。

そして、こう考えてほしい。

この成果は、本当に自分の力だけでもたらされたモノなのか?

と。

 
■どれだけ、自分ひとりで行ったと思っても、
先輩社員が教えてくれたこと、事務員の影の支え、もっと大きな枠でいうと、会社の仕組みや実績が寄与している。

これだけは断言できるが、どんな契約や販売にも会社員である以上、必ず、支援してくれた人がいる

それに感謝しよう。
できれば口に出してほしい。

仮に口には出せなくても、静かに感謝しよう。

これが、自分のテンションを抑える1つの具体的な方法だ。

「やった!でも、この契約は自分だけで勝ち得たものではない。
皆さんに感謝しよう。

これができれば、皆さんはプロに大きく一歩前進したといえる。

2)、3)に関しては次回に続ける。

 
今日も新卒の営業マンにエールを。

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