■前回の記事では、
モチベーションあげることではなく、「スタンダード化」を目指すとよい。
と話をさせていただいた。
前回の記事を読んでいない人のために「スタンダード化」というものがどういうことか?
改めて伝える。
世間では、松岡修造氏を「熱い男」と表現する。
常にモチベーションが高いと評される。
ところが、当の本人からいわせれば、それが普通であり、いわゆるスタンダードなのである。
一見他人から見て、モチベーションが高いように見えるが、本人は「当たり前」。
こういう状態が最強であり、新人の営業マンはモチベーションなどという、移ろいやすいものに頼ることなく、このような状態を目指してほしい。
こんなメッセージを出した。
■今回は具体的にそのような
状態になるための方法を伝えていく。
まずは大きく3つ。
1)テンションを上げすぎない。
2)テンションを落とさない。
3)継続する。
きわめてシンプルに表現できてしまうが、世の中の営業マンは、ここがわかっていない。
わかっていないからモチベーションという言葉に振り回され、退職したり、挫折するのだ。
■まずは1)からみていこう。
新卒で営業マンとして入社することで、頑張っていれば、必ず成果が出る。
出来が良い悪い、関係なく、やり続ければ成果が出る。この例外をみたことない。
成果が出始めると、調子に乗ってしまう営業マンがほとんどだ。
ここまでは仕方ない。
問題なのは、
・調子に乗り続ける人間と、
・謙虚になれる人間に
別れ、多くが前者の道をたどってしまうことだ。
「おっしゃあ!俺すげぇ!もっといったるぜ」
一見健全な姿に見えるが、このような状態になったら黄色信号だ。
■気持ちはわかるが、ぐっと抑えたほうがいい。
そして、こう考えてほしい。
この成果は、本当に自分の力だけでもたらされたモノなのか?
と。
■どれだけ、自分ひとりで行ったと思っても、
先輩社員が教えてくれたこと、事務員の影の支え、もっと大きな枠でいうと、会社の仕組みや実績が寄与している。
これだけは断言できるが、どんな契約や販売にも会社員である以上、必ず、支援してくれた人がいる。
それに感謝しよう。
できれば口に出してほしい。
仮に口には出せなくても、静かに感謝しよう。
これが、自分のテンションを抑える1つの具体的な方法だ。
「やった!でも、この契約は自分だけで勝ち得たものではない。
皆さんに感謝しよう。」
これができれば、皆さんはプロに大きく一歩前進したといえる。
2)、3)に関しては次回に続ける。
今日も新卒の営業マンにエールを。