営業マン支援の専門家 きりうひろき
■このシリーズは新人営業マンの教育現場に立つ講師が
実際に寄せられた「質問」や「悩み相談」の中で、とりわけ多いものを編集・加工の上、質疑応答形式で載せているものです。
・教育担当者の方は新人の営業マン教育にお役立ていただければ幸いです。
・新人の方は、「あぁなるほどね。」と思っていただければ嬉しいです。
上司からのプレッシャーに苦慮している。
●質問
井上さん(仮名)
・17年新卒入社(輸送機器・部品メーカー)営業職
一日50件が目標なのですが、アポが取れるとそれはそれで、また調整だったり、準備やらで、時間がかかってしまい、結果として目標達成できません。
上司からも圧力があり、焦っています。
何か対応策がございましたら教えてください。
●回答
正直に、上司に告白してみる
■ご質問ありがとうございます。
アポ電お疲れ様です。
入社したばかりで、アポ電をして上司からも言われる。
これは確かに辛いところだと思います。
■私も同じような状況に陥ったことがあります。
焦る気持ちはわかります。
だからこそいいますが、まだ入社して、1か月です。
慣れてくると必ず、作業時間も短縮されますので、これが永遠と続くわけではない。
と、割り切ってください。
トンネルの出口が見えないので、不安だと思いますが、いずれ見えるようになります。
その時まで、粛々と行いましょう。
これで、終了では、味気ないので、1つだけ、効果があると思われるアドバイスをさせていただきます。
■「〇〇さん。プレッシャーになって、少し焦ってしまうです。
どうすればいいか、悩んでいます。助けてもらえませんか?」
と、正直にプレッシャーをかけてくる上司に告白してみてください。
■その時のポイントは、決して不平不満ではなく、
「悩み相談があります。」と、あくまでも正直に話をしてください。
・アポイントの件で困っている。
・準備や、やることもあるので、目標が達成できない。
・そして、実は〇〇さんのこの発言がプレッシャーになって、焦っています。
こういう場合、どう乗り切るのが適切でしょうか?
と相談のように、話をしてみてください。
■多分上司も少しやりすぎたかな?
と思いますし、アドバイスもくれると思います。
なぜかというと、これが不平不満だけなら上司も敵対心を燃やしますが、正直に、「悩んで辛いです」と、胸の内を告白されると、相手も「そうだったのか」と素直に気づけるからです。
■相手も人間で、
あなたを良くしようとアドバイスを出しています。
言い方、やり方はともかく、厳しい人は、あくまでも、後輩のため。
と割り切っている人が多いです。
そこを理解できると、プレッシャーも減るのではないでしょうか。
ぜひ、お試しください。
応援しています。ありがとうございます。
今日も新卒の営業マンにエールを。