会社の「評価」と顧客の「信頼」大事なのは?|新卒営業マンのためのパーソナルブランディング

■資本主義社会において「お金は」絶対的な王者であるとされているが
その王者である「お金」より「顧客」のための行動をすること
これが顧客から信頼を得る営業マンの特徴だ。

これは新卒であろうと、ベテランであろうと関係ない。

 
■どういうことか?

たとえば、利益率がもっとも高い商品「A」と
価格はそこそこで顧客のニーズにマッチした商品「B」があったとする。

自社のために、Aを販売すれば、
あなたは「評価」をされる。会社の利益になるからだ。

反対に、Bを売れば、
会社からの評価はそこそこになってしまうが、
その営業マンは顧客から「信頼」を獲得する。

会社の「評価」と顧客の「信頼」

さぁ、新卒営業マンに問いたい。
営業マンはどちらを優先すべきであろう。

 
■ここで、伝えたいのは、

「評価」は一時的なもので、「信頼」は継続するもの。

だということだ。

 
■Aを販売していけば、評価はあがる。
10件、50件、100件と成約できる営業マンなら
会社にとってとてつもない利益をもたらすだろう。

当然会社はその営業マンを出世させ、その営業マンは部下にも
同じような指示をするだろう。

「Aは当社にとって利益率が高いんだ。
だから会社の業績を上げるためにも
Aを最優先して販売しろ。お前らの給与もあがる。」

 
■そうなると、どうなるのか?

1,000件、5,000件と、急激に契約数は増えていく。
会社はさらに莫大な利益を得る。

しかし、これは5年、10年と、長くは続かない。

なぜなら「信頼」がない状態では、常に新規開拓が
求められ、その結果、疲弊した部下が辞めていくからだ。

結果、Aを販売し続けた営業マンはいずれ「評価」されなくなる。
過去の実績があるので、
評価もすぐには下がらないが、右肩下がりで下がることになる。

当然、会社の業績も頭打ちになる。

 
■Bを販売していけばどうだろうか?
同じように、10件、50件、100件と販売していくが会社にとって利益はそこそこ。

多くの会社はAをより多く販売した者を評価してしまうが
仮にBを多く販売した営業マンを出世させたらどうなるだろうか?

その営業マンは、
「顧客のニーズを聞き、顧客のための製品を販売せよ」
同じような指示をする。

すると、

多くの顧客から信頼を得ることで「紹介」という最もありがたい
ものをいただくようになる。

 
■これは営業マンにとって最高の栄誉といっていい。

「紹介」を得るというのは、その顧客が満足して、
かつ、他の人に紹介したいぐらい、
あなたを信頼しているということだからだ。

当然、部下の営業マンは苦労することなく、
継続して安定した販売実績を得て、
いずれ会社に評価されることになる。

若い営業マンが退職せずに、主力と成長することで
会社はじっくりだが、確実に成長する。
ますます会社は盤石な体制となる。

■1年、3年の短期的なスパンではなかなか見えてこないが、
10年、20年の長期スパンで見ると、
必ずと言っていいほど、このような現象が生まれる。

 
 
新卒の方々に伝えたい。
「評価」はもちろん大事だが、もっと大事なのは「信頼」。
これは絶対原則である。

 
覚えていて損はない。

今日も新卒営業マンにエールを。

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