新卒営業マンでもできる!おすすめメール術。vol4-アポが取れるメール作成方法

営業マン支援の専門家 きりうひろき

伝わるメール
■前回は、見やすいメールの作成方法を解説した。

新卒営業マンでもできる!おすすめメール術vol3-読みやすいメール作成方法
■前回の記事の続き、 前回の記事では、メールを即レスすることでいかに、あなたが損をしないか。 それを実践するための方法をご紹介した。...

今回は営業マン必見の、アポイントをとるためのメール作成方法をご紹介する。

これも、つべこべ言わず、悪い例と、良い例を比較して解説をした方がずっとわかりやすいので、下記に掲載する。

 
■以下にまず、ダメな例を出す。


〇〇株式会社 ご担当者様

はじめてご連絡をさせていただきます。
〇〇商事の佐藤です。

貴社のHPを拝見して、興味がわきました。

当社は、オフィス機器の経費削減を手掛ける
コンサルティングファームとして、10年の歴史を誇ります。
(以下自社の説明が続く…………)

大変お忙しいとは存じますが、
一度訪問をさせていただきたいので、
日程調整をさせていただければ幸いです。

以上、よろしくお願いいたします。


 
■私がこのメールをもらっても、
まず返信はしないだろう。

なぜなら、不特定多数に送っているのがバレバレだからだ。

「興味がわきました。」
というのも非常に嘘っぽく見える。

数打てば当たるかもしれないが、それ以上に多くの信頼を失っていることに気づいていない。

こんなバカな営業マンには決してはなるまいと、反面教師として、私の決意を固くするだけだ。

 
■それでは、本来営業マンがアポを取りたいのなら
どのようなメールを送ればいいのか?

簡単だ。
上とは真逆のメールを作ればいい。

「貴社を理解しています。不特定多数に送っていませんよ。」

というメッセージを含め、人間味のある、あたたかみのあるメールにするのだ。

それでは以下に示そう。

 
■改善版


〇〇株式会社 ご担当者様

はじめてご連絡をさせていただきます。
〇〇商事の佐藤です。

貴社のHPを拝見して、貴社に興味がわきました。

具体的に申し上げますと、貴社の●●の事業に対して、
弊社の〇〇のサービスをご活用いただければ、年間で
100万円のコスト削減につながると考えられます。
(種類にもよりますが、導入コストは月5万円となります。)

その点につきまして、一度詳しく
お話をさせていただけませんでしょうか。

もし、訪問が可能な場合は、来週、再来週の
いずれかで希望をいたしますが、逆にご希望など
ございましたら遠慮なくお申し付けください。

ご多用のところ、恐れ入りますが、
一度、ご確認いただければ幸いです。

ご確認のほど、よろしくお願いいたします。


 
■いかがだろうか?
このメールのポイントはいくつかあるが、一番決定的なのは、相手を調べたうえでメリットを提示している点につきる。

導入コストに対して、あきらかに先方に有利な条件を出している。

一度詳しく聞いてみようと思う人もいるだろう。

 
■もう1つ、こちらに訪問の意思があり、
日程候補を2者択一で質問をしている点も見逃せない。

面とむかって聞かれると、人間は無視できないように、メールでも多少の効果が期待できる。

そして、訪問がOKだった場合に、こちらの希望を伝えておけば話が早くなる。

これだけで、「数打てば当たる。」ではなく、「ピンポイント爆撃」が可能となる。

 
■メールは顔が見えない分、気楽に送れるツールでもある。
ただし、ビジネスの現場では、PCの画面を相手の顔におきかえ、失礼のない、そして事前準備をおこなってメールをしよう。

仮にアポが取れなくても、会社に傷を残すことは防げる。

今日も新卒の営業マンにエールを。

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