ドナルド・トランプから学ぶパーソナルブランディングに関する3つのレッスン

2017年1月20日、ドナルド・トランプ氏が大統領に就任しました。
選挙戦当初は、まさかドナルド・トランプが大統領になんかならないだろうと思われていましたが、政治経験のないドナルド・トランプがなぜ大統領になりえたのか。
ドナルド・トランプからパーソナルブランディングを学ぶという観点で分析したIKIGUIDEに掲載された「ドナルド・トランプから学ぶパーソナルブランディングに関する3つのレッスン」をご紹介します。

3 Lessons in Personal Branding We Can All Learn From Donald Trump

2016年7月に私は「ドナルド・トランプはメディアをうまく活用しているから大統領選に勝つだろう」と予測しました。そして選挙結果は多くの人を驚かせたようです。
今回、ドナルド・トランプから学ぶことができるパーソナル・ブランディングの3つのレッスンを紹介します。

まず最初に「パーソナルブランディング」の定義をしましょう。
IKIGUIDE(編集者注:サイト名です)では、私たちはパーソナルブランディングを「優れたスキルが憧れを創る」と定義しています。
しかし、ドナルド・トランプの文脈では、この一連のスキルは本当に型破りで、スキルに焦点を当てていないので、別の定義を検討してみましょう。
そこで、私たちは、(感情的な)人間の行動を考慮することで、パーソナルブランディングの一般的な戦略に焦点を当てています。

Creating Your Personal Brand (2009)を書いたEllisによると –

「パーソナルブランディングは、個人、グループ、または組織に関する他人の心にあるイメージや印象を確立するために実行中のプロセスです。」

“実行中のプロセス”であることと”他人の心にある印象”という言葉に着目しましょう。

それでは、始めましょう!

レッスン1:優れたブランドは常に二極化する

もしあなたがとても野心的なリーダーであるならば、大衆を二極化させましょう。
大衆を二極化させるということは、あなたのことを愛する人には本当にあなたのことを愛してもらい、あなたのことを憎む人には本当に憎まれるということです。
これは批判や多くの人に嫌われるということでもあります。

人類の歴史の中で最高のパーソナルブランドを持っているのは誰でしょうか?
それはドナルド・トランプではなく、イエス・キリストです。
イエス・キリストは大衆を二極化させ、自分の信者にも二極化させるように勧めました。
聖書(黙示3:15-16)で、イエスはこう言っています:

“私はあなたの行為を知っている。あなたは冷たくも熱くもない。むしろ、冷たいか熱いか、どちらかであってほしい。熱くも冷たくもなく、なまぬるいので、わたしはあなたを口から吐き出そうとしている。”

実際、二極化はあなたのリーダーシップが有効であるかを示す最も良い検証方法です。
なぜでしょうか?あなたに従う人々は超忠実で、あなたはいつも自分のサポートを現金や現物で見ることができます。
あなたの強いビジョンは、彼らの最も深刻な痛みの点を語ります。

したがって、強力なパーソナルブランドを構築するための最初の教訓は、「優れたブランドは常に二極化する」ということを覚えておきましょう。
次回、あなたが嫌がらせメールを受け取ったら喜びましょう。そのようなメールを受けるということは、あなたが他の誰かに強い感情を引き起こす能力を持っているということです。
あなたが嫌がらせメールを受け取った場合、当然、あなたは(最終的に)たくさんのファンメールも受け取ることを意味します。

これは単純に大数の法則※です。

※編集者注
大数の法則:十分な標本数の集団を調べれば、その集団内での傾向は、その標本が属する母集団の傾向と同じになること。例えば、投げて表が出る確率が50%というコインをn回投げるとする。このとき、nが小さいうちは、「n回のうち実際に表が出た割合」は50%にならないことも多いが、nが何百回、何千回と大きくなればなるほどほとんど50%になる(50%にならない確率が減っていく)

あなたを嫌っている人にではなく、 あなたのことを好きな人に焦点を当て、彼らとの結びつきを強くしてください。
長くてうざいメールや長い匿名のコメントを嫌いますか?
あなたが1秒間で捨ててしまうような、支離滅裂で感情的なナンセンスな言動を入力するのに1時間も費やしているのです。
そんなものは無視してしまいましょう。

誰かを無視することは、最高の対応です。 なぜなら、あなたがその人の問題、またはその人自身に対して、あなたの時間を無駄にするつもりはないと言うことです。それは上品な行動ですね。

レッスン2:アンカーリング

トランプが政治の世界に入る前に、大衆は彼をどのように覚えていたでしょうか?
“The Apprentice”(テレビ番組の名称) での “お前はクビだ”というキャッチーなフレーズで覚えている人も多いでしょう。

政治の世界に進出する前に、”The Apprentice”を通じて、大衆に対して、ドナルド・トランプは支配的でアグレッシブなイメージを植え付けていたのです。
これは「アンカーリング」として知られているPRとネゴシエーション技術です。

アンカーリングとは、決断を下す際に、ある特性や情報にあまりにも強く依存する、あるいは「アンカー」する一般的な人間の傾向を記述するために、心理学で使用される用語です。
意思決定をする際、人は、ある特定の情報またはある特定の価値に固執するか、あるいは過度に依存し、その環境の他の要素を説明するためにその価値を都合よく解釈します。通常、アンカーリングされると、その価値に対して先入観が生じます。
たとえば、中古車を購入しようとする人物で考えてみましょう。この人は、エンジンもしくはトランスミッションがちゃんとメンテナンスされているかというよりも車の走行距離と車の年齢に過度に集中し、車の価値を評価するための基礎としてその基準を使用しているのです。

したがって、本当に野心的なことを試みる前に、あなたのアンカーリングを行いましょう。
トランプは、彼のTV番組”The Apprentice”を通じて、まさにそれを実現しました。彼は自分自身をThe Bossとしてアンカーリングしました。

レッスン3:完璧さを求めない

私がパーソナルブランディングのアドバイザーとして経験していく中で、完璧なイメージを持つことにこだわる 2人のクライアントに遭遇しました。
これは、完璧なイメージを持つことについて気にしないトランプとは対照的です。彼は代わりに彼自身の(オレンジ色の)肌を非常に快適に感じており、それが真実性と自信の雰囲気を放つ理由です。

トランプは気取ったナルシストでもあります。そのことが、非常に多くの人々が彼に先見性とインスピレーションがあると感じるのです!
実際には、彼の名前が言及されている限り、彼の批判者を怒らせることであっても否定的な宣伝までも受け入れているようです。

常にパーソナルブランディングのことを考慮しておくことが賢明です。

不完全な自分であることで多くの人から嫌われるとしても、自分が不完全であることを恐れないようにしましょう。
なぜなら嫌われるということは、他の人から間違いなく愛を得ているということです。

自分自身及び自分の意見を主張するには勇気が必要です。

この記事は、IKIGUIDEに掲載された「3 Lessons in Personal Branding We Can All Learn From Donald Trump」を翻訳した内容です。
堀江貴文氏しかり、勝間和代氏しかり、自分ブランドを構築している人にはファンがいる裏にはアンチがいます。
人々の価値観も多様化する中で、分野によっては自分の考えをすべての人に賛同してもらうことは難しい場合もあります。
自分の考えに賛同してもらえない人もいるということを認識し、そういった人から嫌われる勇気を持つことも大事かもしれません。-パーソナルブランディングNavi編集部
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